第10回全日本 BWショー 出品牛の種雄牛の分析

第10回全日本ブラック・アンド・ホワイト・ショー( 2023 セントラル ジャパン ホルスタイン ショウ と共催)が2023年4月14~15日、静岡県の御殿場市で開催されました。

 

第10回大会に出品された出品牛の種雄牛を分析してみました。

出品牛の情報は、出品目録「10th All Japan Black and White Show」によります。

 

出品牛の月齢によるクラス分けは表1の通りです。

 

調査対象にした全12部に出品された雌牛は合計188頭で、その父親が国産精液か輸入精液かをみたのが表2です。

輸入精液の娘牛が170頭(90.4%)、国産精液の娘牛は18頭(9.6%)となっています。

次に、どこの授精所の種雄牛の娘牛が多いいかを見たのが表3です。

セレクト サイアーズ系とシーメックス アライアンス系が共に45頭、アメリカン ブリーダーズ サービス系が41頭で、この3社で合計131頭と全出品牛の70%を占めています

ここで「系」としましたのは、各社とも複数の授精所の精液を扱っているためです。

ただし、この「系」は、私の調査ですので、間違っていたらお許しいただくとともに、正しいことをご連絡ください。すぐに修正いたします。

国内授精所では、ジェネティクス北海道がトップで、7頭の種雄牛から8頭の娘牛が出品されました。

なお、188頭の出品牛は、89頭の種雄牛から生産されました。

次いで、89頭の種雄牛の内、出品娘牛が多い上位10頭の種雄牛を示したのが表4です。

トップは セクシング テクノロジース の ファーニア デルタラムダ ET で13頭の娘牛が出品されています。2位は セレクト サイアーズ 系 の ウッドクレスト キング ドッグ で11頭の娘牛が出品されています。