ホルスタイン共進会(BWショー)の命綱である頭絡(ストラップ)①部品の説明

頭絡はウシを移動させるときには欠かせないものです。
通常、牧場でウシを移動するときにはロープ製の頭絡を用いますが、共進会(ショー)では皮製の頭絡を使用します。

頭絡を英語ではストラップといいます。

頭絡は六つの部品でなっており、各部品にはそれぞれ名称があります。

一番上の皮製の平らな部分を“アジャスタブル・ポール・ストラップ”といい、頭絡をウシの頭に固定する役割をもっています。ウシの頭の大きさに合わせて長さを調整できるように、ズボンのベルトと同じく幾つかの穴が開いています。
二番目にある金具が“バックル”で、アジャスタブル・ポール・ストラップの長さをウシの頭の大きさに合わせて固定する役割です。
三番目のウシの頬[ほほ]と鼻梁[びりょう]に当てる部分が頭絡の“本体”です。(実際には、本体にはバックルとリングが含まれます。)

四番目にある金具が“リング”で、次に説明するチェーン・ストラップをこのリングを通して反対側のリングに固定することによって、チェーン・ストラップの自由な動きが可能になります。
五番目にある金属製のチェーンを“チェーン・ストラップ”といい、片側が固定されたこのチェーンを強く引くことによってウシの顎[あご]に痛さを与え、人間の力をウシに示して命令に従わせる役目となります。
六番目の皮製の長い紐[ひも]は“リード・ストラップ”といい、この端を握ることによって暴れるウシを制御する役目をもっています。

なお、頭絡には二つの種類があります。
頭絡の本体の部分が丸くなっているものを“ラウンド・ストラップ”といい、平らなものを“フラット・ストラップ”と言います。
ラウンド・ストラップには、バックルが必ず二つ付いています。

ラウンド・ストラップのほうが、ウシが美しく見えます。そのため、ショー・リングでウシをリードするときは、通常、ラウンド・ストラップが使われます。