あなたの酪農経営期間 で 何世代取れるでしょうか?

育種改良は世代交代です。

それでは、あなたの経営期間で何世代取れるか試算してみましょう。

前提条件として、

  • あなたの経営期間  30年(360ヶ月)
  • 初産分娩      26ヶ月
  • 分娩間隔      15ヶ月(家畜改良事業団「乳用牛群能力検定成
    績のまとめ」で、2015年度446日のため)
  • 雄雌比率      50%

とします。

第三子分娩までのタイムテーブルは、下図のとおりとなります。

自分の経営方針としてホルスタインしか交配しない、という牧場では、第一子も第二子もホルスタインが生まれてきます。
生まれてくる初生牛の性別は、雄と雌のどちらかですから、第二子が生まれれば、どちらかが雌となります。よって、第一子の出産26ヶ月と第二子の出産41ヶ月の平均34ヶ月が、理論上の後継雌子牛誕生となります。
一世代34ヶ月は、経営期間360ヶ月で 10.6 世代となります。

一方、初産分娩は難産が心配なので、初産には黒毛和種を交配してF1に決めている牧場もあります。
この牧場では、第一子はF1ですから乳用牛としては使いものになりません。
この場合は、第二子の出産41ヶ月と第三子の出産56ヶ月の平均49ヶ月が、理論上の後継雌子牛誕生となります。
一世代49ヶ月は、経営期間360ヶ月で 7.3 世代となります。

また、ある牧場の経営者は、「最近の性判別精液は信頼できるので、種雄牛の分娩難易度を見ながら、初産から性判別のホルスタインを交配する。」といいます。
この場合は、性判別精液ですから、第一子は雌となり、ホルスタインの後継牛誕生は26ヶ月となります。
一世代26ヶ月は、経営期間360ヶ月で 13.8 世代となります。

自分で想像していたよりも、意外と世代数が取れないものだな、と感じたかたが多数だとおもいます。

以上、三つのタイプの経営方針での世代数をまとめたのが下の表です。
経営方針によって、世代数にかなりの差がでてくることが理解できると思います。

経営期間30年は、長いようで短いものです。
これを機会に、自分の経営方針を再度考え直してみることを勧めます。

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