「酪農」を英語で「デーリィ」ということはご存知ですね。
しかし、日本語でいう「デーリィ」には、英語で二つの単語があります。
dairy と daily です。r と l との違いですが、どちらの単語が「酪農」でしょうか。
英和辞典で調べますと、
dairy : [名詞] 酪農(業) (他にも、いろいろの意味があります)
daily : [形容詞] 毎日の (他にも、いろいろの意味があります)
とあります。
皆さんは、(株)デーリィマン社の雑誌「DAIRYMAN」や、(株)デーリィ・ジャパン社の雑誌「Dairy Japan」で、「酪農」が、DAIRY であることは知っていることと思いますが、意外と知らない人も多いいのが事実です。
このサイトの正式名称は「酪農後継者のためのDAIRY GUIDE」ですが、「DAIRY GUIDE」で検索すると、「DAILY GUIDE ではありませんか?」とのメッセージが表示されます。まだまだ 「DAIRY」 の言葉がマイナーのようです。「DAIRY」 がメジャーになるよう、酪農界の発展に頑張りましょう。
以前、大きな共進会を見学したとき、ツナギの背中に「DAILY CLUB 〇〇〇」とプリントされているのを見たことがあります。仲間内でそろえたツナギでしょうが、せっかくお金をかけるなら、もっと慎重にするべきだ、と思ったことがあります。
英語の単語の話しのついでに余談を一つ。
これまた、ある共進会で見たことですが、同じく若者のツナギの背中に、「MAKE DAIRY CLUB」とプリントされていました。make を「メイク」と発音し、「作る」という意味で命名した、と理解するのが正しいと推察します。しかし、英語に弱い私は、どうしても最初にローマ字読みをしてしまいます。ローマ字読みをすると、「MAKE」は「まけ → 負け」、と読めます。もちろん、審査会場ではツナギは着ずに、白い上下を着用してウシをリードしますが、共進会で上位入賞を目指して出品しているのに、審査の前から「負けクラブ」では、笑い話ですよね。
皆さんも、せっかくお金をかけてツナギ等にクラブ名などを印刷するときは、使用する単語は、思い付きだけではなく、十二分に検討することを勧めます。