種雄牛成績の見方 ⑤標準伝達能力(STA)のプラスが全てよいのか

種雄牛の体型形質の成績は、形質によって評価値の平均値やバラツキが異なるため、種雄牛間の比較として、STA(標準伝達能力)で標準化しています。

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人間の一般的な感覚で言いますと、マイナスよりプラスのほうが良いと感じます。
企業の業績で言いますと、右肩上がりとの表現が、成長を表しています。(図1)

しかし、それが全て正しいのでしょうか。
ホルスタインの部位で見てみましょう。
マイナスはもちろん良くないことはわかりますが、プラスより中間のゼロが良い部位があります。

それは、乳頭の配置・乳頭の長さ・尻の角度・後肢側望(飛節の角度) です。
乳頭の配置は、内付きでも外付きでもよくありません。
乳頭の長さは、短くとも長くともよくりません。
尻の角度は、ハイピンでも斜尻でもよくありません。
後肢側望は、曲飛でも直飛でもよくありません。

これからわかるように、マイナスはよくありませんが、プラスが全てよい、と先入観で解釈することは間違いであることを理解してください。