ショーの好きな皆さんは、ショーに出品するにあたってウシの毛刈りをしますね。
ところで、その毛刈りの練習は、何時やっていますか。
ホルスタイン改良同志会によっては、毛刈り講習会を実施しているところもありますが、全ての同志会が実施しているわけではありません。
たいていの皆さんは、春と秋のショー・シーズンの前にチョコッとやっているのが実情ではないでしょうか。
そのため、あまり毛刈り技術に自信が持てないことから、自分では荒刈りだけをやり、仕上げは毛刈りの上手い仲間にやってもらう、というのが一般的ではないでしょうか。
そこで毛刈りの練習についての提案です。
毛刈りの練習は、ショー・シーズンの端境期である夏にやってはいかがでしょうか。
ホルスタインの体質は、寒さには強いものの、暑さは苦手です。
最近は気候変動によって、夏の暑さは尋常ではありません。牛舎の窓を全開にして送風機を回しても、ウシはグッタリとして呼吸を早めて、乳量低下の一因となっています。
そこで、夏に毛刈りの練習を行えば、技術習得ができるとともに、毛を刈られたウシは涼しく感じるため、乳量の低下も少しは抑えられ、一挙両得だと思うのです。
いかがでしょうか。
