第14回全日本ホルスタイン共進会(2015年)出品牛の種雄牛の分析

第14回全日本ホルスタイン共進会(2015年)の出品牛の種雄牛を分析してみました。
出品牛の情報は、出品目録「全日本ホルスタイン グランプリ2015」によります。

出品牛の月齢によるクラス分けは表1の通りです。
ここで、第1部と第2部と第6部と第9部は、国内検定娘牛のみが出品となっておりますので、この部を除いた、第3・4・5・7・8・10・11・12・13・14部の計 10 部の出品牛を調査対象にしました。

調査対象にした計 10 部に出品された雌牛は合計 251 頭で、その種雄牛を国別にみたのが表2です。
アメリカ産種雄牛の娘牛が 147 頭(59%)、カナダ産種雄牛の娘牛が 65 頭(26%)、国内種雄牛の娘牛は 37 頭(15%)となっています。
オーストラリアとニュージーランド産種雄牛の娘牛が各 1 頭出品されておりました。

次に、どこの授精所の娘牛が多いいかを見たのが表3です。
最も多いいのは、セレクト サイアーズ(アメリカ)で、19 頭の種雄牛から 91 頭の娘牛が出品されています。次いで、シーメックス アライアンス(カナダ)で、21 頭の種雄牛から 60 頭の娘牛が出品されました。
国内授精所では、ジェネティクス北海道がトップで、8 頭の種雄牛から 19 頭の娘牛が出品されました。
なお、251 頭の出品牛は、74 頭の種雄牛から生産されました。

次いで、74 頭の種雄牛の内、出品娘牛が多い上位 10 頭の種雄牛を示したのが表4です。
トップはアメリカ・セレクト サイアーズの メープルダウンズアイ G W アットウッド ET で、16 頭の娘牛が出品されています。2位は同じくセレクト サイアーズの ジェンマーク ストマティック サンチェス と カナダ・シーメックス アライアンスの ブレンデール ゴールドウィン で、各 15 頭の娘牛が出品されています。
国産種雄牛では、ジェネティクス北海道の ミッドフィールド CCM アイオーン ET で、9 頭の娘牛が出品されました。