一般的に、市町村のショーは、県単位以上の大きなショーに比較して、市街地の近くで開催されることが多くあります。
市街地の近くですから、人通りも多く、散歩や自転車で会場の脇を通る人も多いです。
会場のわきを通った外国人は、ホルスタインを見ると、会場に入ってきてホルスタインの頭をさわったり、審査を見ていく人が多々います。外国人といっても、顔の容貌からすると、そのほとんどは欧米人で、東南アジア系はまずいません。
一方、日本人はほとんどの人が素通りです。
ここにも、外国人、特に、欧米の民族は牧畜民族であることが表れています。
秋に行政が主催して開催される県単位のホルスタイン共進会は、農業祭や畜産祭りの一環として行われる所もあります。
農業祭や畜産祭りの一環として行われるときは、会場で来場者にタマゴや牛乳が無料配布される時があります。無料配布が行われると、来場者は配布時間の30分位前から配布場所に列をなし、貰うとすぐに帰ってしまいます。まったくショーなど目にくれません。農耕民族の日本人の習性として、畜産には興味がないのでしょう。
私は提案したいのです。「タマゴや牛乳を無料配布する場合、広報にあらかじめ配布時間を記載しないで、午前中とし、時間はアナウンスする、としておけばいいのでは。」と。そうすれば、時間がわからないので、その間はショーを見ているかもしれないからです。相手が相手ならば、こちらも対抗手段を講じるべきでしょう。
一般の日本人が、畜産に興味を持ってくれる何かいい方策はないものでしょうか。